このところ、僕の人生には辛さが足りない・・・そう感じていた矢先、
ネット上で「激辛で激ウマなインスタントラーメンがある!」という噂を目にしました。
「インスタントラーメン界で最も辛いのは中本北極!」と思っていた僕にとって、
それではどちらが辛いのか、そして辛さだけでなく旨さはどうなのか・・・。
にわか心がザワつき始めた僕は、
その日のうちにプライムで1ダースをポチっとしてしまったのです。
そして翌日、インターフォンが鳴って玄関を開けると、
そこには大きな箱を抱えた宅配便のお兄さんが!
さすがはプライム、ポチっとしてから24時間以内に届きましたが、
それにしても、その箱からは只者ならぬ異様な雰囲気が漂っていました。
武者震いをしつつ、箱を開けてみると・・・うわっ!
箱の中にギッシリ詰め込まれた辛辛魚・・・これは異様な光景!
気を取り直し、すぐさま食べてみるべくセンターの子を取り出します。
黒光りするパッケージは、何となく邪悪さの中に美しさも感じられます。
お湯も沸騰したので、パッケージを開けて早速作ってみましょう。
外装フィルムをはがし蓋を開けてみると、
中太のノンフライ麺の上に、小袋が3つ入っていました。
「かやく入スープの素」は先入れということで、麺の上に。
ややピンクがかった粉末は、ふわっと魚粉の香りがします。
スープを溶かすようにカップに熱湯を注ぎ、
蓋の上に液体スープの袋を乗せて温めます。
待つこと4分、蓋を開けると甘辛い魚粉の芳ばしい香りが!
そこに液体スープを入れてよく混ぜ、
粉末スープをザザっと入れて、完成です!
水面にそそり立つ邪悪さの根源たる辛粉末がひときわ目を引きます。
さあ、よく混ぜて、食べてみましょう。
・・・ん?
甘い?
そして・・・美味しい!
しっかりとコクがあるスープに魚粉の香りがマッチして、
素晴らしい深みを生み出しています。
また、麺もモッチリとコシがある歯応えで、
粉の甘さすら感じられます。
これは辛いというよりもあま・・・ん?
・・・えっ・・えっ・・・
ごおおおぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおッ!
後から辛味が~~~~~~~ッッッッ!
辛さ自体は北極ラーメンの方が鋭い印象ですが、
最初の一口目の甘みとのギャップからか、
辛さがボディブローのようにジワジワと感じられます。
そして、旨味はだんぜん辛辛魚の方が豊かで、
カップラーメンとは思えない、完成度の高い逸品です。
惜しむらくは、麺がとても少なく感じられることでしょうか。
とはいえ、そこにご飯を投入して辛いおじやにしてみたところ、
それはそれでとても美味しかったので、
大食漢の方は別途お米を用意すると良いと思います。
ご馳走様でした!