1日最低1回は麺を食べないと気がすまない私ですが、
そんな中、さぬきうどんには特別な思いを抱いています。
───28年ほど前、大学受験のため、
香川県高松市を訪れたことがありました。
宿までお願いした個人タクシーの運転手さんに
何気なく美味しいうどん屋さんを尋ねたところ、
宿に荷物を置いた後にプライベートで
セルフうどんのお店に連れていってくれました。
そこはうどんの種類とサイズを選んだ後、
天ぷらなどを選び、自分でだし汁をかけるスタイル。
初めてのセルフうどんに戸惑いつつも何とか選び、
お会計すると驚くほどの安さ!!!
そしてそのお味は、まさに天にも昇る美味しさです!
すっかりさぬきうどんに魅せられた私は、
四国滞在中ずっとうどんばかり食べて過ごしました。
しかし、いざ帰京してみると、
当時は東京周辺で美味しいさぬきうどんを出すお店は見当たらず、
以来あのセルフうどんを憧憬し、嘆息するばかりでした。
それが十数年くらい前からさぬきうどんのお店が徐々に増え、
今では食べたいと思ったらすぐ楽しめるようになりました。
そうしたお店は十分美味しいと思いますが、
思い出のあのセルフうどんの輝きは、心の中で増すばかりです。
・・・枕が長くなりました^^;。
上野駅構内に「めりけんや」というさぬきうどんのお店がありましたが、
駅構内改修ということで残念ながら昨年1月で閉店。
それが、昨年11月にめりけんやとNRE(日本レストランエンタプライズ)の
業務提携店「親父の製麺所」として、リニューアルオープンしました。
以前はお店の一番奥にあったカウンターが、
今回は入口すぐ左に移動しています。
今回は、かけ小(240円)とかぼちゃ天、
それに蓮根天ハーフを選びました。
軽くおろし生姜を乗せて着席、
さあ、食べてみましょう!
つるつるつる・・・以前よりも少しやわい気もしますが、
駅構内のうどんとしては十分美味しいですね。
出汁も熱々で上々!
天ぷらは別皿で軽く七味をかけつつ食します。
かぼちゃはやや冷えていましたが、きちんと甘く、
蓮根は揚げ立てで、シャクシャク感と粘りが美味しいです。
上野駅は通勤で毎日通るので、ちょっとうどんが恋しくなったら
サッと寄れるのは嬉しいですね!
そして、いつか四国のあのセルフのお店を再訪してみたいです。
ご馳走様でした!