名古屋での泊りがけの出張は、23時過ぎまで続くこともしばしば。仕事が終わり体を休めるお店を探すも、名古屋駅周辺の夜は早く、なかなか寛げそうなお店が見つかりません。
そんな中、マップ検索でグーグル先生が教えてくれたのが、「COC’ON」でした。
0時頃に一人ぶらりと入ると、店内は満席状態。数分待ったところでカウンターが一席だけ空き、そこにスルリと着席。カウンターの中から対応してくれたのは、若いバーテンさん。なかなかのイケメンですね。
まずはリベットのロック。疲れた身体にじんわりと染み渡ります。
心に余裕が出来て、あらためてカウンターを見回します。バックバーはモルト、バーボンなどがズラリ。日本の数々のモルトも並び、なかなかのルックスです。
奥まで長いカウンターは、色々なお客さんが銘々にお酒を楽しんでいます。僕の左隣は男性2人組み。二人ともイケメンだなぁ。右隣は20歳そこそこに見える若いグループ。女の子がかなり酔っていて、男子二人がピッタリくっついて色々と若い話題で盛り上がっています。ややloudly。
リベットを10分ほどかけて飲んだところで、タイミング良くバーテンさんが「次はいかがしましょう」と、スルっと聞きにきてくれます。ありがたや、次はブッシュミルズ。おつまみにオリーブ盛り合わせ。
オリーブ盛り合わせは、カクテルグラスにサニーレタスが敷かれ、そこに茶オリーブと緑オリーブが結構な量乗っていました。緑オリーブは未熟な実で、若く爽やかな香り、茶オリーブは完熟(黒オリーブ)前に摘んだもので、香ばしさを感じます。これがアイリッシュになかなか合います。
しばし楽しんでいると、右隣のグループの盛り上がりが最高潮に。夜が早い名古屋駅周辺で、若い人が盛り上がれる数少ないスペースなのかも知れませんね。
こちらは、そろそろ締めに入ります。アードベッグをストレートで。
テイスティンググラスの中に輝くアードベッグ、右手の人差し指と中指の間にグラスの足を挟み、カウンターの上で軽く回して香りを立てます。グラスを香ってみると、独特のピート香がほろほろと鼻腔の中に広がります。
しばし香りを楽しみつつ、スッと一口含み、舌の上を転がします。スモーキーさの中に独特の甘みと華やかな香りが立ち上り、それがゆっくりと棚引いていきます。う~ん、美味しい。
入店して小一時間、チェックしてお店を後にしました。
お洒落なつくりと心地よいサービスをベースに、そして老若男女が自由にわいわい楽しめる、そんな空間でした。
ご馳走様でした!