こんなことを言うと、熱烈なファンの方からお叱りを受けるかも知れませんが、
でも、私の青春の味、二郎──
もともと三田店に通わせて頂いておりましたが、
残念ながら、最近はなかなか寄ることも出来ず、
時折あの味を思い出してはため息ばかりの生活を送っていました。
ところがそんな中、自宅のほど近くにラーメン二郎の大宮店があり、
しかもかなり美味しいという噂を聞きつけ、
いてもたってもいられなくなってお伺いしてみました。
──店の構えは、まさに二郎。
仕事に実直で、媚びがない姿は、まさに二郎です。
これは期待大!と思い、さっそくラーメン(並)の食券を購入して外の行列へ。
道路の構造上、大宮店では混雑時、お店の前に7、8人並んだら、
残りの人はT字路のはす向かいに並ぶシステムになっていました。
何人かが店内に入ると、はす向かいからお店の前に適度な人数が移動。
言葉はひとつもありませんが、何ともいえない規律を感じました。
そして、いよいよドアの前に辿り着きました。
店内から店員さんが「食券を見せてください」と声をかけると、
5、6人が一斉に顔の高さくらいにプラスチック製の食券を掲げました。
次ロットの麺の量の確認なのでしょうね、私も食券を掲げます。
程なく店内に。むせ返るような二郎臭に全身が包まれます。
割り箸立てにコショウ、七味がシンプルに並んだ、真っ赤なカウンター。
まさに二郎だ・・・胸が高まるのを抑えつつ、水を汲んで着席。
麺が茹ったところで、自分をまっすぐに見た店員さんから「ニンニクいれますか?」の声が。
事前に心の中で復唱していた通り「ヤサイニンニクカラメ」と応えると、
私の二郎が手際よく作り上げられ、カウンター上部に・・・おお・・・久々の二郎!
まずは野菜をスープに沈めつつ、一口味わってみる・・・まさに、二郎!
一気にエンジンがかかり、野菜、チャーシュー、麺、スープ・・・次々と口へ。
タイミング的に野菜が茹で立てだったこともあり、シャキシャキな歯応えも堪能。
一気に完食しました。
これぞまさに二郎です!
それから何度も通いつめ、数週間前にも再訪。
今回は野菜マシマシにんにくマシからめに挑みましたが、
チャーシューの出来が素晴らしく、これまでのマイベスト二郎に入る美味しさでした。
これからも、月イチくらいのペースで堪能していきたいと思います。
ご馳走様でした!