今年夏頃から出張が多くなり、帰りに車中で駅弁を食べる機会が増えてきました。駅弁と言えば行楽の友と思っていましたが、ここ最近、駅弁は出張の強い味方でもあるということが、身に染みて理解できるようになってきました。
さて、秋の味覚と言えば何を思い出すでしょうか。私は「栗」「秋刀魚」などが好物ですが、「松茸」も思い浮かべます。でも、高価な食材ということもあり、そう口にすることは出来ません。
そんな中、名古屋での仕事を終えて新幹線改札内の待合室付近にある売店を覗くと、ぽつんと1つだけお弁当が残っていました。手にとってみると、それはまさに秋の味覚の代表格、「松茸きのこ弁当」(1,080円)でした!
すかさず購入し、新幹線社内で広げてみると・・・おお、スライスされたまつたけが所狭しと敷き詰められていました。思わず一切れつまんで口に運ぶと、シャクシャクとした歯応えとともに、ふわっと良い香りがします。ご飯自体は様々なきのこが一緒に炊き込まれていて、まさに秋の山の幸であるきのこを堪能できるお弁当でした。
そしてまた別な日。21時20分頃に駅に到着、21時32分発の新幹線ということで、慌しく改札を通り、同じく待合室の売店で駅弁を購入。この日も1つだけ残っていた弁当を手に取ると、「特上<二段重ね>うな重」(1,900円)!何とも高価なお弁当ですが、時間もなく、またお腹もかなり空いていたので、一瞬の躊躇の後、ええいと購入しました。
これが大正解!
お弁当を開くと、大ぶりのうなぎが大迫力で鎮座しています。そこに別添のうな重のタレを少しずつたらしながら食べ進めます。すると、ごはんの中にも更にうなぎがもう1枚入っていました!そうか、これが<二段重ね>のカラクリなのですね!値段にも納得です。
また、通年いつでも食べられる幕の内弁当も、季節によりいくつかのおかずが入れ替わったりして楽しいものです。JR東海パッセンジャーズの特製幕之内御膳(1,340円)は、煮物にこだわった逸品です。
濃口醤油を使った関東炊き、薄口醤油を使った関西炊き、そして八丁味噌を使った名古屋風と、3種類の味付けが一度に楽しめます。お酒が好きな方なら、このおかずでゆっくり晩酌も楽しめそうです。(出張中だと飲めないのが辛い・・・!)
何より、特に電車の中で食べる駅弁の味は格別です。美味しく頂いた後は、お茶を飲みつつ今日の出来事を振り返りつつ東京へ。
ご馳走様でした!