yuanshan圓山大飯店(グランドホテル)は、開業60年以上の歴史を持つ、台湾屈指の高級ホテルです。

旅行会社の台湾ツアー案内ページで、必ずと言っていいほど紹介されていますので、一度はご覧になったことがある、という方も多いのではないでしょうか。

中国建築の粋を尽くした特徴的な概観を持つこのホテルは、日本統治時台に台湾神社があった跡地に、蒋介石夫人、宋美齢の一族が建設し、経営されていたそうです(現在は別な財団法人の経営とのこと)。

■ アクセス 

空港からのアクセスは、松山空港(機場)からであれば、タクシーで10分程度で到着することが出来ます。桃園国際空港からであれば、大有巴士(巴士はバスのことです)がホテル前を通ってくれます。空港発であれば、大有バスのチケットカウンターで「我想去圓山大飯店」と書いた紙を見せればOK。ホテル発なら、ホテル内のサービスセンター(ロビー階にあり、日本語が通じます)で1時間前までに予約すればOKです。

台北駅からMRT(地下鉄)淡水線で剣潭駅まで行き、そこから徒歩でおよそ15分くらいのところにあります。ちょっとした近道もあり、そこを利用すると10分くらいで駅まで行けます。(動画内に詳しいルートをご紹介しているので、ご興味のある方は是非ご参照ください)

よく「圓山大飯店は交通の便が悪い」と思われがちですが、MRTの圓山駅まで無料送迎バスが定期的に出ていますし、台湾はタクシーが安価で便利(剣潭駅から80~100元以内、280~340円程度)なので、特に急ぐ旅でなければ、そうそう不便を感じることもないと思います。

何より、豪華なロビーや内装の中、台湾の歴史を感じながらの宿泊はとても快適で楽しく、台湾旅行の醍醐味を味わうことが出来ますよ!

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 ■ 客室 

歴史あるホテルですので、内装や設備はやや古い部分もありますが、アメニティなども充実しており、清潔で快適に過ごせます。

お部屋は、大きく分けて2階~6階までの標準客室(スタンダードルーム/デラックスルーム/スイートルーム)と、7階~9階までのプレステージ(スタンダードルーム/プレステージルーム/スイートルーム)に分かれています。

スタンダードルームは建物の中央部にあるお部屋で、四方が部屋と廊下に挟まれていて、窓がありませんが安価に宿泊できます。

デラックスルーム/プレステージルームは、広い室内に、有名なバルコニーが必ずついています。街が見えるシティービューと、山が見えるマウンテンビューがありますので、予約時に相談しましょう。

スイートルームは、ベッドルームとは別に居間が用意されていて、くつろぎのホテル生活を送ることが出来ますが、人気が高い上に部屋数が少ないため、ご予約はお早めに!

この他に、別館となる「金龍客室」「麒麟客室」があり、お部屋は本館よりも多少狭いのですが、安価でくつろぎのサービスを受けることが出来ます。

次の写真はデラックスルーム(3階、マウンテンビュー)です。

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次の写真は麒麟客室(2階)のバルコニーと、そこからの眺望です。

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宿泊客は、ホテル敷地内にあるプールやテニスコートを無料で利用できます。プールサイドではドリンクも注文できるので、ご宿泊の折には是非!ご利用の際は、サービスセンターで利用チケット(当日限り有効、1日1回貰えます)を受け取りましょう。ちなみに会員制のプールということで、残念ながら写真は撮れませんのでご注意ください。

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■ 僕にとっての圓山大飯店

仕事の訪台(要するに出張)では、大抵交通の便が良い台北駅前のビジネスホテル(大名商務会館)に宿泊していました。ビジネスホテルとは言ってもお部屋はそれなりに広く、ロビーの方も日本語が通じたので、十分満足していました。何より、何処に行くにも便利な上、小吃を食べたいと思ったらエレベーターを降りて数分歩けば良いというのは素晴らしく、台湾を肌で感じることが出来ました。

そして、家族と一緒に初台湾旅行した2009年も、まずは交通の便と小吃アプローチwを考えて台北駅周辺にしようと考えていました。しかし、家内から「せっかく台湾に行くんだから、あの大きな赤いホテルにしたいなー!」とリクエストがあり、少々値段が高いものの、思い切って圓山大飯店を予約することにしました。

実際宿泊してみると、これが大正解!豪華な外見やロビーなども素晴らしいのですが、流れる時間がゆったりと豊かに感じられ、何よりホテルの従業員の皆様のサービスが素晴らしく、感動しました。

旅行会社の手配ミスでお部屋の予約が1日短かくなっていて焦っていたときに、受付カウンターの方が熱心に対応してくれて事なきを得たり、ルームメイクの方が毎日子供たちに優しくカタコトの日本語で話しかけてくれたり、娘が体調を崩したとき、コンシェルジュの方が手配してくれてホテル内の圓苑の名物「紅豆鬆糕」(小豆入り蒸しケーキ)を蒸篭ごとお部屋に持ってきてくれたり・・・。

豪華で有名なホテルでありながら、心から宿泊客を大切に想い行動する心遣いが伝わってきて、まさに惚れ込んでしまいました。

これからも、家族や大切な人と一緒に台北を訪れるときに宿泊していきたいと思っています。

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■ (おまけ)台湾旅行動画

台湾旅行したときの様子を動画にまとめてみたものをご紹介します。

まずは、2012年に家族で訪台した際の動画です。2分41秒あたりから、上述した圓山大飯店から剣潭駅への近道をご紹介しています。また、圓山大飯店内にある2つのレストラン、「金龍廳餐廳(金龍レストラン)」と「圓苑」も登場しますよ。

2013年版は友人と訪台したときのもので、全部で3本立てになっています。その中から、1本目をどうぞ!こちらも圓山大飯店に宿泊しています。

⇒ 圓山大飯店公式サイト


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